四季折々に表情を豊かに変化させる
美しく神秘的な風景

春

雲仙の春を彩る、
可愛らしい花びらの『ミヤマキリシマ』

木々がきみどり色の衣に着替えると、山はピンクのミヤマキリシマで見事に染め尽くされていき、雲仙は彩り豊かな季節を迎えます。

「ウンゼンツツジ」とも云われるミヤマキリシマは、雲仙地獄周辺では4月下旬頃から咲き初め、仁田峠では、5月中旬から下旬頃が見ごろとなります。

明治時代からの
避暑地・保養地として有名な雲仙

蝉時雨が聞こえはじめたら、緑の息吹があたり一帯を包み込み、涼やかな風が吹きます。ギンヤンマが飛び交い、そして雲仙はオアシスになります。

雲仙は標高700m程の高地のため、温泉街の温度は低く、明治時代から避暑地・保養地として有名でした。8月の平均気温は21.7度程で、北海道の札幌と同じ涼しさです。

夏
秋

秋の普賢岳・妙見岳一帯は、
まさに『紅葉の海』

燃えるような鮮やかな紅葉が山々を染め尽くし、全てが清らかに澄みわたります。木々の実も彩りを添えて、一年のクライマックスを迎えます。

紅葉は10月下旬から山の山頂からはじまって、徐々に全山を染め上げて11月中旬まで見ることができます。

雲仙の大自然が創り出す、
冬の芸術『花ぼうろ』

まるで天使が白い衣を羽織ったように、霧氷が冬枯れの景色を真っ白な山並に変身させます。永遠に静寂が続くかのように、神秘的な美しさに包まれます。

「花ぼうろ」と呼ばれる霧氷は、気象条件(※)が整って初めて見ることができる貴重な自然現象です。朝日に輝く、白銀と光の芸術をぜひご体験下さい。

※気温が氷点下である。空気中に水蒸気がある。強い風が吹いている。

冬